「ピエール マルコリーニって名前は聞くけど、何がすごいの?」「ゴディバやリンツとは何が違うの?」そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
ピエール マルコリーニは、カカオ豆の選定からチョコレートの製造まで一貫して行う「Bean to Bar」の先駆者として知られるベルギーのショコラティエ。2015年にはベルギー王室御用達の称号を獲得し、2025年にはブランド創業30周年を迎えます。
この記事では、ピエール マルコリーニの魅力、ゴディバとの違い、用途別おすすめ商品10選、購入場所まで徹底解説します。「本物」のチョコレートを求める方に、ぜひ知っていただきたいブランドです。
ピエール マルコリーニとは?【Bean to Barの先駆者】
世界を制したショコラティエの経歴
ピエール・マルコリーニ(Pierre Marcolini)は、1964年7月12日、ベルギー・シャルルロワに生まれました。若くしてその才能を発揮し、数々の名誉ある賞を受賞しています。
主な受賞歴・経歴
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1988年 | ベルギー最優秀芸術功労賞 受賞 |
| 1991年 | マンダリンナポレオン製菓技術コンクール 世界1位 |
| 1994年 | ショコラティエとして独立 |
| 1995年 | クープ・デュ・モンド(パティスリー世界大会)優勝 |
| 1997年 | ブリュッセルに最初のブティックをオープン |
| 2000年 | ヨーロッパ菓子職人コンクール ローマ大会 優勝 |
| 2001年 | 東京・銀座に日本初上陸 |
| 2015年 | ベルギー王室御用達の称号を拝領 |
| 2020年 | 世界最優秀パティシエ賞 受賞 |
特筆すべきは、彼が4つのディプロマ(資格)を持つ稀有な人物であること。「ショコラティエ(チョコレート職人)」「パティシエ(菓子職人)」「グラシエ(アイスクリーム職人)」「コンフィズール(砂糖菓子職人)」の4つを極めた、まさに菓子界のマルチプレイヤーです。
Bean to Barとは?一般的なチョコとの違い
「Bean to Bar」とは、カカオ豆(Bean)からチョコレートバー(Bar)までの全工程を一貫して行う製法のこと。一般的なチョコレート菓子は、既製のクーベルチュール(製菓用チョコレート)を購入して加工しますが、Bean to Barでは原料のカカオ豆から自社で管理します。
ピエール・マルコリーニは30代の頃、「ショコラティエの役割自体を根本から変えよう」と決意。美味しさと品質を徹底的に追求するため、カカオ豆の選定から焙煎、コンチング(精錬)、成形まで、すべての工程を自らの手で行うことにしたのです。
彼が提唱する品質理論は「土地が60%、熟成が20%、焙煎が20%」。これはワインのテロワール(土地の個性)の考え方に通じるもので、カカオがどこで育ったかが味の6割を決めるという哲学です。
Bean to Home®の哲学
「PIERRE MARCOLINI」が掲げる「Bean to Home®」という言葉には、『カカオ生産者からお客様の手に渡るまで、チョコレートに関わるすべての人に幸せになってほしい』という想いが込められています。

カカオ農園との取り組み
- 世界中から厳選した10か所のカカオ農園と直接契約
- 創業者自らカカオ農園に足を運び、生産者と直接対話
- 契約農園からの購入価格は国際市場価格の約2倍
- 児童労働の禁止(ユニセフ・国際労働機関の推奨に準拠)
- グリホサート(除草剤)不使用、天然の除草剤を使用
「高い」と言われるマルコリーニのチョコレートですが、その価格には、こうしたサステナブルな取り組みへのコストも含まれているのです。
ゴディバとの違いは?【比較表付き】
同じベルギーの高級チョコレートブランドとして比較されることの多い、ピエール マルコリーニとゴディバ。両者の違いを整理してみましょう。
| 項目 | ピエール マルコリーニ | ゴディバ |
|---|---|---|
| 創業 | 1995年 | 1926年 |
| 製法 | Bean to Bar(一貫製造) | 伝統製法(クーベルチュール使用) |
| 味わい | 甘さ控えめ、カカオ重視 | 濃厚な甘み、なめらかな口当たり |
| ターゲット | 本物志向の大人 | 幅広い層 |
| 価格帯 | やや高め | 中〜高級 |
| 王室御用達 | 2015年認定 | 1968年認定 |
| 日本上陸 | 2001年 | 1972年 |
味わいの違い
ゴディバは濃厚な甘みとなめらかな口溶けが特徴で、幅広い層に愛される味わい。一方、マルコリーニは甘さ控えめでカカオ本来の風味を活かした、大人向けの味わいが特徴です。
「ベルギーチョコレートらしい伝統的な甘さ」を求めるならゴディバ、「カカオの個性を楽しみたい」ならマルコリーニ、という選び方がおすすめです。
なお、2023年にゴディバ ジャパンの親会社がピエール マルコリーニグループの全株式を取得しましたが、ブランド運営は完全に分離されています。「親子関係」ではなく「兄弟関係」になったというイメージです。
【用途別】おすすめ商品10選
ピエール マルコリーニの商品は種類が豊富で、初めての方はどれを選べばいいか迷ってしまうもの。ここでは用途別におすすめの10商品を紹介します。

【自分用】初めての1箱におすすめ3選
1. セレクション 5個入り(3,564円)
マルコリーニの定番「クール シリーズ」と「グラン クリュ シリーズ」をバランスよく詰め合わせた、入門編にぴったりのアソートメント。1粒約713円と高価ですが、「マルコリーニらしさ」を一通り体験できる内容です。
初めてマルコリーニを試す方には、まずこちらをおすすめします。「自分へのご褒美」として、週末のティータイムにじっくり味わってみてください。
2. クール 6個入り(約4,000円〜)
ブランドのアイコンである、ハート型のチョコレート「クール」シリーズ。フランボワーズ、キャラメル、ピスタチオなど、華やかなフレーバーが揃います。見た目も可愛く、SNS映えも抜群です。
「見た目も味も楽しみたい」という方におすすめ。パッケージを開けた瞬間の喜びもマルコリーニの魅力です。
3. グラン クリュ 5個入り(約4,500円〜)
「グラン クリュ」は、厳選されたカカオを使用した最高峰ライン。産地別のカカオの個性をダイレクトに楽しめます。マダガスカル、エクアドル、ベネズエラなど、それぞれのテロワールを味わい比べてみてください。
Bean to Barの真髄を体験したい方、カカオの違いを楽しみたいチョコレート通の方におすすめです。
【ギフト用】贈り物におすすめ3選
4. セレクション 16個入り(約10,000円〜)
取引先やお世話になった方への贈り物に最適な、ボリュームのあるアソートメント。高級感のあるパッケージは、「マルコリーニを選ぶセンス」が伝わる一品です。
ビジネスシーンでの贈答品としても、恥ずかしくないクオリティ。受け取った方にも「わかっている人」という印象を与えられます。
5. クール ココロ シリーズ(2025年限定)
2025年のブランド30周年を記念してリニューアルされた「クール ココロ」シリーズ。ピスタチオ、サマートリュフ、ユズ、アプリコットなど、バレンタイン限定フレーバー5種と定番のフランボワーズを詰め合わせています。
「今年だけの特別感」を演出できる限定品。大切な人への贈り物にぴったりです。
6. フィナンシェ 6個入り(4,104円)
チョコレートが苦手な方にも喜ばれる、マルコリーニのフィナンシェ。マルコリーニのクーベルチュールを贅沢に使用した、しっとりとした焼き菓子です。
日持ちがするのでギフトに最適。「チョコレートブランドの焼き菓子」という意外性も喜ばれるポイントです。
【バレンタイン】本命・特別な人に3選
7. コフレ トランタン(2025年30周年限定)
ブランド設立から現在までの30年間に生み出されたチョコレートを集めた、アーカイブコレクション。2025年限定の特別品で、食感や香りの変化を楽しめる構成になっています。
チョコレート好きな人への「最高の贈り物」として、30周年の今年だけのスペシャルな一品です。
8. ガナッシュ ピュール(2025年新商品)
日本の「生チョコ」からインスピレーションを得て作り上げた、2025年の新商品。「ピスターシュ & サケ」(ピスタチオ×日本酒)と「マンダリン」(柑橘の香り)の2種類があります。
日本へのリスペクトを感じる一品。「マルコリーニの新作」という話題性もあり、バレンタインにぴったりです。
9. クレアシオン 12個入り(6,588円)
様々なフレーバーを楽しめる、華やかなアソートメント。定番のクールからグラン クリュまで、バラエティ豊かな内容です。
「色々な味を楽しんでほしい」という想いを込めて贈りたい方に。バレンタインの定番として、安定した人気があります。
【番外編】カフェで楽しむ1選
10. チョコレート パフェ(銀座本店限定)
銀座本店の2F・3Fカフェでしか味わえない、特別なパフェ。マルコリーニのクーベルチュールを贅沢に使用し、季節ごとにメニューが変わります。約1,980円〜。
「チョコレートを食べる」だけでなく「体験する」ことができるのが、カフェの魅力。銀座を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
2025年30周年記念商品【見つけたら即買い】
2025年、ピエール マルコリーニはブランド創業30周年を迎えます。バレンタインのテーマは「Surprise(驚き)」。30周年にふさわしい特別な商品が多数登場しています。
注目の30周年アイテム
クール ココロ シリーズ
ブランドのアイコン「クール」シリーズを30周年記念でリニューアル。限定フレーバーは毎年人気で、売り切れ必至です。
コフレ トランタン
「トランタン」はフランス語で「30」の意味。30年間のアーカイブを詰め込んだ、まさに集大成とも言える商品です。
ガナッシュ ピュール
日本の「生チョコ」にインスピレーションを得た新商品。ピスタチオ×日本酒という意外な組み合わせが話題です。
どこで買える?購入場所ガイド
銀座本店【旗艦店・カフェ併設】
2001年にオープンした、アジア初の旗艦店。ブラック×チョコレートブラウンを基調としたシックな佇まいの4階建てブティックです。
| 住所 | 東京都中央区銀座5-5-8 |
|---|---|
| 電話 | 03-5537-0015 |
| 構成 | 1F ショップ、2F・3F カフェ |
1Fのショップでは、定番のチョコレート、パティスリー、マカロン、アイスクリームの他、テイクアウト用のエクレアやケーキも用意。2F・3Fのカフェでは、チョコレートパフェやブリュッセルワッフル、季節限定メニューを楽しめます。
全国の直営店(9店舗)
銀座本店以外にも、全国に直営店を展開しています。
- 東京駅グランスタ
- 大阪グランフロント
- 福岡天神(九州初・カフェ併設)
- 名古屋ミッドランドスクエア
- 他
オンラインショップ
公式サイト(https://pierremarcolini.jp/)から、全国配送で購入可能。テイクアウト予約にも対応しています。
遠方で直営店に行けない方や、忙しくて店舗に行く時間がない方におすすめ。ただし、カフェメニューや一部の店舗限定商品はオンラインでは購入できません。
百貨店
高島屋、三越、伊勢丹、大丸、松坂屋など、主要百貨店でも取り扱いがあります。バレンタイン時期には催事出店も。
価格帯と1粒あたりの目安
「高い」と言われるマルコリーニですが、実際の価格帯を見てみましょう。
| 商品 | 価格(税込) | 1粒あたり |
|---|---|---|
| セレクション 5個入り | 3,564円 | 約713円 |
| クレアシオン 12個入り | 6,588円 | 約549円 |
| フィナンシェ 6個入り | 4,104円 | 約684円 |
| グラス&ソルベ 6個入り | 5,724円 | 約954円 |
確かにゴディバよりも高価格帯ですが、Bean to Barの製法、サステナブルな取り組み、そして「世界最優秀パティシエ」の称号を持つ職人の技術を考えれば、納得の価格とも言えます。
「高いけど、それだけの価値がある」「自分へのご褒美として特別な時に」という声が多いのも、マルコリーニの特徴です。

よくある質問(FAQ)
- Q1: ピエール マルコリーニとゴディバ、どちらがおすすめ?
- A: 甘さ控えめでカカオの風味を楽しみたいならマルコリーニ、濃厚な甘みが好きならゴディバがおすすめです。どちらもベルギーを代表する一流ブランドなので、「どちらが上」ということはなく、好みで選んでください。
- Q2: 初めて買うならどの商品がいい?
- A: セレクション5個入り(3,564円)がおすすめです。定番の詰め合わせで「マルコリーニらしさ」を一通り体験できます。迷ったらまずこちらから試してみてください。
- Q3: オンラインと店舗、どちらで買うべき?
- A: 限定商品やカフェを楽しみたいなら銀座本店がおすすめ。手軽に購入したい、遠方で店舗に行けない場合はオンラインショップが便利です。
- Q4: 賞味期限はどのくらい?
- A: 商品により異なりますが、チョコレートは約2週間〜1ヶ月程度、焼き菓子は比較的長めです。購入時にご確認ください。
- Q5: ミスドとのコラボ商品はある?
- A: 2025年にはミスタードーナツとのコラボドーナツが発売されています。真っ赤なハートがバレンタインにもぴったりで、第2弾も登場しています。
まとめ|「本物」を求める人にマルコリーニ
ピエール マルコリーニは、カカオ豆の選定から製造まで一貫して行う「Bean to Bar」の先駆者。2015年にはベルギー王室御用達の称号を獲得し、2020年には世界最優秀パティシエ賞を受賞した、まさに世界最高峰のショコラティエです。

この記事のポイント
- Bean to Barの先駆者、カカオへの徹底したこだわり
- 2025年は30周年、限定商品が続々登場
- 初めてなら「セレクション 5個入り」から
- ギフトなら「16個入り」や「フィナンシェ」
- バレンタインなら「コフレ トランタン」や「ガナッシュ ピュール」
- 銀座本店のカフェも必見
「高いけど、一度は食べてみたい」——そう思わせるだけの価値が、マルコリーニにはあります。カカオ生産者からお客様まで、すべての人を幸せにする「Bean to Home®」の哲学。2025年の30周年を機に、ぜひ「本物」のチョコレートを体験してみてください。
参考リンク
執筆者: 佐藤 真理子(チョコレートライター)
最終更新: 2025年12月19日
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