オーストラリアのお土産といえば、真っ先に思い浮かぶのがティムタム(Tim Tam)ですよね。サクサクのビスケットにクリームをサンドし、チョコレートでコーティングした、あの絶品チョコレートビスケットです。
でも、オーストラリアのチョコレートはティムタムだけじゃありません。実は、品質規制がヨーロッパ並みに厳しいオーストラリアには、高品質なチョコレートブランドがたくさんあるんです。
この記事では、ティムタムの本場の食べ方「ティムタムスラム」から、現地限定の高級ブランド「ヘイグス(Haigh’s)」まで、オーストラリアのチョコレート事情を完全ガイド。ばらまき用・自分用・高級の目的別にお土産を選べるようになりますよ。
オーストラリアのチョコレートは品質が高い
ヨーロッパ並みの厳しい規制
意外と知られていませんが、オーストラリアはチョコレートの品質規制が厳しい国です。
カカオパウダーやカカオバターの含有量について、ヨーロッパと同等の基準が設けられています。アメリカのように、安価な植物油脂でごまかした商品は「チョコレート」として販売できません。
つまり、オーストラリアでチョコレートとして売られているものは、しっかりとしたカカオ成分が含まれた高品質なものなのです。
主要ブランド一覧
オーストラリアのチョコレートブランドは、大きく分けて以下のように分類できます。
| カテゴリ | ブランド | 特徴 |
|---|---|---|
| 大衆・定番 | Tim Tam(ティムタム) | 国民的お菓子、配りやすい |
| 大衆・定番 | Cadbury(キャドバリー) | タスマニア工場、コアラ型が人気 |
| 大衆・定番 | Darrell Lea(ダレル・リー) | ポップなパッケージ |
| 高級 | Haigh’s(ヘイグス) | Bean to Bar、アデレード発 |
ティムタム(Tim Tam)完全ガイド
150年以上の歴史を持つArnott’s社
ティムタムを製造しているのは、Arnott’s(アーノッツ)社です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創業 | 1865年 |
| 創業者 | ウィリアム・アーノッツ |
| 創業地 | シドニー北部ニューキャッスル |
| 現在 | オーストラリアビスケット市場の50%以上のシェア |
ささやかなベーカリーから始まったArnott’s社は、150年以上の歴史を経て、オーストラリアを代表するビスケットメーカーに成長しました。
ティムタムとは
ティムタムは、クリームをサクサクのビスケットでサンドし、チョコレートでコーティングしたチョコレートビスケットです。
一度食べたら止まらなくなる、まさに「悪魔のお菓子」。オーストラリア人にとっては国民的お菓子であり、世界中で愛されています。
主なフレーバー(定番ライン)

| フレーバー | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| オリジナル | ミルクチョコの優しい甘さ、万人受け | ★★★★★ |
| ダブルコート | チョコを厚めにコーティング、贅沢な味わい | ★★★★★ |
| ダーク | ビターチョコ使用、ほろ苦い大人の味 | ★★★★ |
| ホワイト | ホワイトチョコレートコーティング | ★★★ |
| キャラメル | キャラメルフレーバーのクリーム | ★★★ |
| チョコミント | 爽やかなミント風味 | ★★★ |
定番で間違いないのはオリジナルとダブルコート。甘すぎるのが苦手な人にはダークがおすすめです。
本場の食べ方「ティムタムスラム」

やり方(3ステップ)
オーストラリアでは知らない人がいない、ティムタムの代表的な食べ方が「ティムタムスラム(Tim Tam Slam)」です。
BITE → SIP → SLAM の3ステップで、衝撃的な美味しさを体験できます。
ステップ1: BITE(かじる)
ティムタムの両端を対角線上にかじります。左上と右下、あるいは右上と左下をかじって、穴を開けましょう。
ステップ2: SIP(吸う)
ティムタムをストロー代わりにして、温かいコーヒーや紅茶を吸います。飲み物がティムタムの中を通り抜けていきます。
ステップ3: SLAM(食べる)
チョコレートが溶けて崩れる前に、一気に口の中へ!
なぜ美味しいのか
温かい飲み物を吸うことで、中のチョコレートクリームが溶け始めます。さらに、ビスケット部分にも飲み物が染み込み、口の中ではとろとろ、じゅわっとした食感に変化。
まさに口の中が「ティムタムの大洪水」状態になります。これがもう、たまらなく美味しいのです。
成功のコツ
- ブラックコーヒーがおすすめ: 苦味でティムタムの甘さが和らぎます
- 冷やしておくと良い: 常温だと溶けすぎてしまうことも
- 指がベタベタになる覚悟を: お上品とは言えない食べ方です(笑)
- 溶けたら即食べる: 迷っている暇はありません!
ぜひ一度、この「背徳の味」を体験してみてください。
お土産として配りやすいパッケージ
通常パック vs ばらまき用
ティムタムにはいくつかのパッケージタイプがあります。お土産の用途に合わせて選びましょう。
| タイプ | 内容量 | おすすめシーン |
|---|---|---|
| 通常パック | 9〜11個入り | 自分用、家族用 |
| Bites | 個包装の小袋 | ばらまき用に最適 |
| Fingers | 1袋2本入り | 少人数への配布 |
職場で配るなら、個包装のBitesタイプが便利です。
日本でも買えるが、限定フレーバーは現地で
実はティムタムは、日本国内でも購入できます。
- カルディ
- コストコ
- ドン・キホーテ
- 成城石井
ただし、オーストラリア限定のフレーバーは日本では手に入りません。期間限定フレーバーや、オーストラリア限定の味を狙うなら、現地での購入がおすすめです。
キャドバリー(Cadbury)- タスマニア産ミルクの実力

オーストラリアが世界進出第一号
キャドバリー(Cadbury)は、イギリス発祥の老舗チョコレートブランド(1824年創業)。そして、キャドバリーが世界進出した最初の国が、なんとオーストラリアなのです。
オーストラリアの工場はタスマニアにあります。その理由は、高品質で新鮮な牛乳が得られるから。タスマニアの大自然で育った牛のミルクを使ったミルクチョコレートは、まろやかで濃厚な味わいです。
お土産に人気の商品
| 商品 | 特徴 | ばらまき向き |
|---|---|---|
| コアラ型チョコ | 中にキャラメルソース、個包装 | ★★★★★ |
| ワラビー型チョコ | コアラと並ぶ定番 | ★★★★★ |
| デイリーミルク | フルーツ・ナッツなど種類豊富 | ★★★ |
特にコアラ型チョコレートは、オーストラリアらしさ満点で、個包装なので配りやすい!お土産の定番です。
高級チョコなら「ヘイグス」(Haigh’s Chocolates)

アデレード発のBean to Bar
ティムタムやキャドバリーより一段上の「特別なお土産」を探しているなら、Haigh’s(ヘイグス)がおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 創業 | 1915年 |
| 創業者 | アルフレッド・ヘイグ |
| 創業地 | アデレード |
| 現在の経営 | 4代目(家族経営) |
| 店舗数 | オーストラリア国内21店舗 |
ヘイグスは、オーストラリアで最も歴史のある家族経営のチョコレート店です。100年以上の歴史を持ち、今でも高い品質を保ち続けています。
品質へのこだわり
ヘイグスは「Bean to Bar specialist」を掲げています。
- 独自のカカオ豆を焙煎: ガーナ、エクアドル、パプアニューギニア産など
- 手作り: 多くの商品が今でも職人の手作り
- 商品数: 250種類以上のラインナップ
人気商品
| 商品 | 特徴 | 価格目安 |
|---|---|---|
| ヘーゼルナッツクリスプ | ナッツ入り、一番人気 | 約200円/個 |
| フロッグ・チョコレート | 定番のカエル型 | – |
| イースター・ビルビー | 野生動物保護への寄付商品 | – |
ヘーゼルナッツクリスプは、ナッツの香ばしさとチョコレートの相性が抜群。一度食べたら忘れられない味です。
日本では買えない!現地限定の特別感
残念ながら、ヘイグスはオーストラリア国内限定販売。日本への配送も行っていません。
だからこそ、特別な人へのお土産にぴったり。「オーストラリアでしか買えない高級チョコレート」という希少価値があります。
店舗は、シドニー、メルボルン、アデレード、キャンベラにあります。旅行の際はぜひ立ち寄ってみてください。
その他のおすすめブランド
Darrell Lea(ダレル・リー)
1927年創業のDarrell Lea(ダレル・リー)は、ポップでかわいいパッケージが特徴のチョコレートブランド。
- 100%持続可能なカカオを使用
- 板チョコからナッツ入り、マシュマロ入りまでバラエティ豊富
- スーパーで手軽に購入可能
Daintree Estate
クイーンズランド州北部で、カカオを栽培から行っているBean to Barブランド。
苗の栽培から収穫、発酵、ロースト、チョコレート製造まで全て自社で行う、オーストラリア国内カカオ栽培のパイオニアです。
目的別おすすめチョコレート

お土産選びに迷ったら、以下の表を参考にしてください。
| 目的 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| ばらまき用 | ティムタム Bites / キャドバリー コアラ型 | 個包装、配りやすい |
| 自分用 | ティムタム限定フレーバー | 日本未発売を狙う |
| 高級・特別な人用 | ヘイグス | 現地限定、高品質 |
| 話題のネタに | ティムタム+コーヒー | ティムタムスラムを教えてあげる |
購入場所ガイド
どこで買うかも大事なポイントです。
| 場所 | おすすめ商品 | メリット |
|---|---|---|
| スーパーマーケット | ティムタム、キャドバリー | 安い、種類豊富、地元価格 |
| 空港免税店 | 詰め合わせセット | 手軽、帰国直前に購入可能 |
| Haigh’s直営店 | ヘイグス全般 | ここでしか買えない |
| お土産専門店 | コアラ型チョコ等 | まとめ買い向き |
一番のおすすめは、まずスーパーで買っておいて、足りなければ空港で追加購入という作戦です。スーパーの方が断然安いですよ。
まとめ
オーストラリアのチョコレートお土産について、ポイントをまとめます。
| ブランド | 特徴 | こんな人に |
|---|---|---|
| ティムタム | 定番、ティムタムスラムで食べると絶品 | 万人向け |
| キャドバリー | コアラ型がばらまきに最適 | 職場への配布 |
| ヘイグス | 高級・現地限定 | 特別な人へ |
オーストラリアチョコお土産のポイント
- オーストラリアはチョコの品質規制が厳しく、高品質
- ティムタムは定番中の定番、「ティムタムスラム」で食べると衝撃の美味しさ
- キャドバリーのコアラ型は個包装でばらまきに最適
- ヘイグスは現地限定の高級ブランド、特別なお土産に
- スーパーで買うと安い、空港は最後の手段
次のオーストラリア旅行では、ティムタムだけでなく、ヘイグスやキャドバリーもチェックしてみてください。そして、ぜひティムタムスラムを試してみてくださいね!
著者: 佐藤 真理子(チョコレートライター)
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